動き方で考える、上手な年齢の重ね方とは

「歩く」

動きを考えてみよう「歩く」  

 ナンバ歩きと言われている歩き方があります。左足を出した時には左手が、右足を出した時には右手が前に出ると言われているアレです。実際のところはそんなに顕著ではなく、振るとしたらそうなるだろう、という程度のようです。

 なぜこんな回りくどい説明をしているかと言うと、歴史を調べてみてもはっきりとした答えは出てこないからです。詳しくは書きませんが、明治期に様々な西洋の文化が流入してきた際に、整列や行進、体育などの影響で動きが変わってしまったようです。

 運動会の行進を思い出してもらえば分かるとおり、「1、2、1、2・・・」はあわせやすいですよね。リズムや動きが。ただそこに働きはありません。日本人が育ててきた文化も一緒に失われてしまったわけです。

 同側の手足をだすのがナンバ歩きと考えるのではなく、カラダのねじれやつまりを無くすのがナンバ歩きと考えてみたらどうでしょうか?左足と右手が出て行く通常の歩き方。この時お腹やわき腹のあたりがねじれてきます。左右に捻りつづけたとしたら、どんどん形がくずれていくと思いませんか?

 それよりは自然とカラダの重さが前へ前へと倒れていく、転がっていくようにした方が楽そうですね。なぜナンバの動きをすると楽になるのか、簡単に言えばただこれだけです。余分な力が身体にかからないからです。自動車で例えれば「省エネで燃費がいい」わけです。

 平坦な道、10分歩くなら誰でも平気でしょう。でもそれが坂道だったり、階段だったり、長い時間だったり、重いものをもっていたとしたら、すぐに疲れてしまいます。疲れてくると同時にそれは動きにも現れてきます。常に自分の身体の詰まりを感じてそれをほぐしていけば、子供までとは行かないまでも、一般に思われている年齢以上の動きが出来ても不思議ではありません。

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