動き方で考える、上手な年齢の重ね方とは

動き方でアンチエイジング

動き方でアンチエイジング  

 さていよいよ本題に入ります。ここで提案するアンチエイジングとは、何かを飲んだり、注射をしたりすることではありません。それどころか、運動に必要と思われるような道具や、場所も必要としません。普段の生活の中で自分自身を見つめるだけで、変わることができるのだという事です。

100メートル先でも若々しく  

 世の中にはどんなアンチエイジング、老化対策があるのか調べましたが、私が調べた限りではほとんどのものは「見かけ」上の対策しか取られていないようです。確かに一つ一つの対策により、外観上は若々しくなっていくでしょう。「ビフォー・アフター」ではないのですが、その違いを見せ付けられれば納得です。

 ただその変化も目の前で見なければ分からないことが多くないですか。写真のように止まっていればいいのですが、外側だけではなく、本当の自分が成長をしていなくては何にも変わりません。

 たとえば色々と対策を施して、見違えるようになったとします。その姿で100メートル先から自分を見てもらいます。なにか変わっているでしょうか?それ以外はどうでしょう。肌のつやぐらいでは分からないですよ。

 さらに動いてしまえば、高校生は高校生、おじさんはおじさんなりの動きがありますね。同じ服を着て見かけは真似をしたとしても、二人並んでしまえば、その違いは歴然です。元々の動き方は変わっていないのですから。

 動き方は薬では変わらないですよね、自分が変わらなくては変えられないものです。ただ動き方についての話など今まで聞いた覚えはありません。小、中、高、しっかりと体育という授業がありながら「動き方」に違いがあるとは教えてくれませんでした。日常生活での歩き方や立ち方や座り方、物の掴み方なんて特にです。

 では動き方はだれからどこでならうのか?

 習おうと思わなくても、身についてしまう。そう思われていますし、現実にそうだと思います。それが文化を生んで、社会が作られているのでしょう。

 当たり前なのですが、そこが落とし穴であり怖いことなのです。みんなが今の動き方、身体観を当たり前と思うことで、自分が悪い動き方、性能の悪い動き方をしているとは気がついていないのです。

 この100年の間に私たちの社会は急速に身体を使わなくてもよくなりました。そうです、機械化が進んで、重いものを持つのにも機械が、遠くに行くのにも機械が、人が行なってきた微妙な判断も機械がやってくれるようになりました。この過程でいつのまにか、自分の身体が動かなくなって、さらに身体で感じていた感覚も失ってしまったのです。でも見かけ上の寿命は伸びていますし。そのあたりがまた自分を見失う大きな要因になっているのです。

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