武術に学ぶ身体操法、スポーツ・介護・日常生活等への生かし方

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カラダから自分を好きになる

カラダを見ていくとココロが見える  

 カラダラボの活動は私、山口が甲野先生から学んだ身体の楽しさを伝えたくて始めました。ただ甲野先生は具体的にこれをしなくてはいけない、この稽古でこれが身につきますよ、といった事はほとんど言われませんでした。それでも自分の身体をそのまま見つめて来た中で感じてきたことがあります。

 まずは稽古を体験して頂かないとカラダの感覚は伝えきれません。どんなに言葉を尽くしても、想像できる範囲は自分がそれまでの生活の中で学んできた感覚までです。当たり前だと思っていた感覚を超えた感覚があるという事を感じてもらわなくては、単なる知識で終わってしまいます。

古武術による身体操法の効用  

 分かりやすくて大きく目立つのは

  • 『ナンバ歩きで身体が疲れない』
  • 『重いものも力を入れずに持つことが出来る』
  • 『非力な女性の力でも身体を壊さずに介護する事が出来る』

といったように、目で見て分かることが中心となってきました。スポーツに応用して成果が出る様々なコツもそうですね。

やはり身体と心はひとつだった  

 ただ、これは入り口であって、ゴールではないと考えています。カラダの楽しさを伝える事を一生の仕事にしようと考えたのは、強くなったり速くなったりという、コツを伝えるためだけではありません。その動きが変わる過程の中で様々な事を考えていく事がとても楽しい事だと分かったからです。

 技術を身につけようとして稽古を始めた私でさえ、自然とそれを考えさせられてしまったのです。これって、すごい事だと思いませんか。やはり身体と心は一つのものなのだと『実感』しました。

古武術による楽しさを感じてほしい  

 今、世の中ではどんどんと自由になっているようで、心が締め付けられています。身動きが取れなくなってしまってきているように思えます。命の大切さ、自分は何のために生まれてきたのか、何をすべきなのか、誰かから教えてもらうものでは決してありません。

 ココロって何?小・中・高・大学、社会に出てもそれを教えてくれる人はいませんでした。インターネットをみても知識としての考え方はいくらでも載ってはいますが、納得する答えは一つとしてありませんでした。

 当たり前です、自分の心なのですから。その自分の心にアクセスできる方法の一つが身体を見直すことだと思っています。一つと言いましたが、今の私は身体が唯一だと思っています。せっかく縁ができた皆さんです、ぜひこの楽しさを感じてもらって、今の自分、ありのままの自分を好きになって欲しいと強く願っています。

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